地域のPRキャラクター 中学校の生徒が制作

近野地域をPRするキャラクター「かっぱのヨモギー」「神水君」「がんちゃん」
近野地域の良さを多くの人に知ってもらおうと、和歌山県田辺市中辺路町近露にある近野中学校の全校生徒10人が、地域をPRするキャラクター「かっぱのヨモギー」「神水君」「がんちゃん」の3体を作った。地域を紹介する動画付きの「ちかのマップ」も制作中で、来年2月の完成を目指している。3キャラクターはアニメーションとして動画に登場する予定。
同校では毎年、総合学習の一環で、外国人の旅行者と交流をしたり、英語の語り部をしたりしているが、今年はコロナ禍の影響でできなくなった。そこで自分たちにできることとして、地域マップとキャラクター作りを思い付き、授業が始まった6月から取り組んでいる。
これまで地域をPRするキャラクターがなく、1、2年生が中心になって試行錯誤しながらデザインした。「かっぱのヨモギー」は地元に伝わるかっぱ伝説と地元で有名なよもぎ餅を合わせた。「神水君」は日本名水百選に選ばれている野中の清水をイメージ。「がんちゃん」は地域に伝説が多く残るオオカミをモチーフに耳は秀衡桜の花びら、野中の獅子舞の笛を持ち、法被をまとっている。
今後、ポスターに登場させたり、しおりやマグネット、エコバッグなどのグッズを作ったりして、地域のPRに利用していく。
ちかのマップはA3サイズに仕上げる。QRコードを付け、スマートフォンなどで読み取ると、日本語と英語のナレーションが入った動画を見ることができるようにする。紹介するポイントは、近露地区が「野長瀬のしだれ桜と近露王子」「牛馬童子」「箸折峠」「古道沿いの展望台」「日置川」「近野中学校」の六つ。野中地区は「とがの木茶屋」「一方杉と南方熊楠」「野中の清水」「継桜王子」「秀衡桜」の五つ。
動画は3年生が意見を出し合いながら撮影している。中本眞君(15)は「臨場感あふれる動画とナレーションに仕上げたい。マップを見るだけで、近野地域の豊かな自然と奥深い歴史を感じてもらえたら」と話している。
マップは来年度の修学旅行の行き先でグッズと一緒に配ったり、地域の施設に置いてもらったりする。
このほか、国連サミットで採択された持続可能な開発目標「SDGs」に賛同しており、その印としてキャラクターやマップにも「SDGs」のマークを付ける。
関連記事
サヤ数、実入り 過去最高 芽室の落花生 収穫本格化
落花生の作付け道内最大規模を誇る芽室町で収穫作業が本格化している。町落花生生産組合(11戸、藤井信二組合長)が7月に発足してから初の収穫で、今年からJAめむろの工場での乾燥作業を開始する。 ...
テントサウナ楽しんで!! 無料体験イベント 鳥海山の伏流水で「ととのえる」 自..
“屋外サウナ”を楽しんでみませんか―。アウトドア愛好者の間で注目を集めている「テントサウナ」の体験イベントが10月28日(土)、遊佐町の月光川河川公園で行われる。若者を中心に流行している「サウナ」をコン...
ウオーカブル化への理解を 第3回まちづくりシンポジウム【宇部】
にぎわい創出、地価上昇など期待 にぎわい宇部(藤村雄志社長)主催の「宇部まちづくりシンポジウム」は29日、文化会館で開かれた。約100人が参加し、基調講演やパネルディスカッションを通じて常...
能代市第五小の児童、バス乗り「歴史の里」探検
秋北バス(本社・大館市)の一般路線バスのダイヤ改正に伴い、能代市の母体線がきょう30日で運行を終えるのを前に、同市第五小(渡部剛校長)の2年生が29日、バスに乗車して桧山地域を「まち探検」した。県バ...