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高まる奄美への移住熱 大阪で相談会、出身者や2世、3世の姿も 奄美大島雇用創造協

鹿児島県奄美大島への移住に関する熱心な質問が寄せられた相談会=大阪・豊中市

 奄美大島雇用創造協議会と鹿児島県奄美市は11月28、29の両日、大阪・豊中市で「奄美大島移住相談会in大阪」を開催した。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって全国的に地方への移住熱が高まる中、相談会には2日間で30組36人が訪れ、奄美での暮らしや仕事について熱心に相談する姿が見られた。また、出身者や2世、3世らの姿も多くあった。

 豊中市の千里中央駅に隣接した千里朝日阪急ビルで行われた相談会では、奄美市が発行した「奄美市移住ガイドブック」や奄美大島を紹介するパンフレットが配布され、住居や仕事、子育て、医療などの個別相談に応じた。

 和歌山県から来場した中村正宏さん(35)は「何度か奄美を訪ね、自然豊かなところで職・住ともに充実した生活を送りたいと思った。理想と現実のギャップを埋めるために相談会に参加したが、丁寧な応対にグッと奄美を身近に感じることができた」と語り、移住へ向けて一歩を踏み出した。

 奄美2世だという吹田市の男性(40代)は「先日まで奄美にいた。龍郷町の量販店でポスターを見つけて駆け付けた。父親が笠利出身。現在は家電メーカーに勤務しているが、自分の職能を奄美で生かせないか検討している」と話した。

 相談に対応した同協議会の山下元子統括事業推進員は「コロナ禍で出身者や2世、3世の方を中心に相談が相次いだ。奄美になじみのある方や、観光や仕事で来島した方も多く、具体的な質問が寄せられ、来年3月に奄美で予定している合同企業説明会・面接会の参加希望を募ることができた」と手応えを感じた様子だった。

 相談会を開催した奄美大島雇用創造協議会は、厚生労働省の委託を受け今年5月に発足。雇用機会の少ない地域の課題解決を目的に10月から事業を展開している。構成団体は、奄美大島の5市町村と島内の産業団体、鹿児島県大島支庁総務企画課。ハローワーク名瀬と地域若者サポートステーションが協力している。

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