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コロナ禍で生活困窮の外国人一人親世帯を食品提供で支援

 酒田市の東北公益文科大学(神田直弥学長)の学生サークル「Liga食品ロス削減チーム」=鈴木梨加代表(21)、18人=は29日(日)、生活に困窮している外国人、一人親世帯に対して賞味期限間近の食品などを提供する「フードパントリー」を同市の中町モールで開催する。実施を前に、活動趣旨に賛同し食品の収集などで協力している第一生命保険山形支社新酒田営業オフィス(同市みずほ二丁目、樫木智行上席オフィス長)は26日、顧客から集めた食品約300点を同チームに寄託した。

 難民支援を主目的として2018年に結成した「Liga」は「Love in good action」の頭文字をとって命名。昨年10月には「食品ロス削減チーム」を組織、削減に向けた諸活動を繰り広げている。今年7月からは同オフィスと共に、市産業振興まちづくりセンター「サンロク」、有限責任事業組合「ニーナ・コンサルティング」の協力を受けてコロナ禍で生活に困窮している公益大生、一人親世帯に賞味期限間近の食品を無償提供している。

 この日は樫木オフィス長ら7人が公益大を訪問。同オフィス所属社員33人が顧客に声を掛けるなどして収集したカップラーメンや旬を迎えた庄内柿、乾麺、缶詰、カレールー、栄養ドリンクといった約300点を同チームに贈った。

 樫木オフィス長は「趣旨に共鳴し開始当初から全面的に協力している。フードパントリーは良い文化。地域貢献の一環としてこれからも活動を共にしていきたい」、鈴木代表は「多くの人の支援・協力があってこその活動。皆さんの期待に応えられるよう、これからも継続したい」とそれぞれ話した。

 29日の活動は午前11時から。鈴木代表によると、これまでに技能実習生を中心とした市内在住の外国人25人、一人親世帯3組から予約があったという。当日はフードパントリーの他、公益大災害復興支援サークル「チームmoreE」のメンバーが備蓄用非常食「アルファ化米」を使った炊き出しを行い、限定150食を無料で振る舞う。問い合わせはLiga食品ロス削減チームの鈴木代表=電080(1661)9092=へ。

収集した食品を前に、樫木オフィス長(中央右)が鈴木代表に贈呈=26日、公益大

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