豊橋鉄道は21日、豊鉄グループ3社の車庫を巡るバスツアーを開いた。38人が参加し、カメラを構える乗り物ファンでにぎわった。
ツアーは今年初開催。本来なら行楽シーズンで各車両が各地を運行して大忙しだが、新型コロナウイルス禍でできた運行計画のゆとりを活用した。市内線(赤岩口車庫)、渥美線(高師車庫)、路線バス(豊鉄バス植田車庫)、観光バス(豊鉄観光バス磯辺車庫)の車庫巡り。豊鉄グループならではのツアーとなり、当初の定員を増席するほどの大人気だった。
赤岩口車庫では市民おなじみの800型3両が集結。岐阜県で製造され運行していた3両が、曲折を経て豊鉄に引き取られてから約15年ぶりの再集結という。話を聞いた参加者は色めきだち、それぞれにカメラを構えた。
「とよてつグッズセット」(2000円)の販売もあった。非売品のペーパークラフトや50年前の「三河田口から金山橋まで」の切符も入った豪華仕様で、ファンは目を輝かせていた。
和歌山県から参加したという男性は「愛知というクルマ社会の中で、このような車両が生き残っていることが珍しい」と話していた。
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