愛称は「KDDI維新ホール」 山口市に新施設

施設の愛称を発表した岩木本部長(右)と渡辺市長(山口グランドホテルで)
山口市は、JR新山口駅北口に来年4月にオープンする「市産業交流拠点施設」のネーミングライツ(命名権)の契約をKDDI(髙橋誠社長、東京都)と結んだ。愛称は「KDDI維新ホール」となる。命名権料は年間1100万円(税込み)で、契約期間は2026年3月末まで。
渡辺純忠市長と同社執行役員の岩木陽一経営戦略本部長が18日、同施設を活用したプロジェクトの推進や、高速大容量の通信規格「5G」などの未来技術を活用した都市核づくり、IT人材の育成など八つの協力事項を明記した協定書に調印した。先端技術を活用し、地域活性化に向けて連携する。
渡辺市長は「先鋭的な取り組みにチャレンジできることを非常に楽しみにしている。施設の名称にあるように『維新』という名前にふさわしいものになると期待している」とあいさつ。岩木本部長は、同施設のホール棟内に「5G」の基地局を整備するとし、「先端技術の導入を通じて来場者がわくわくするような体験イベントを企画したい」と語った。
同社は1969年に同市仁保中郷に山口衛星通信所を開設。名称の「維新」には、市が培う歴史と、最先端技術で新しい社会を創出していきたいという思いを込めた。
ホール棟には、7月にオープンする2000人が収容可能な多目的ホールや、起業・創業などの支援を行う産業交流スペース「メグリバ」などが入る。
市が所有する施設の命名権導入は2カ所目。
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