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西表小中生徒らマチキ船漕ぎ体験 仲良川水田跡など巡る

仲良川をマチキ船で進む中学生=10月30日

 【西表】西表小中学校(仲地みゆき校長)はこのほど、町海洋教育の一環として中学生を対象に仲良川水田(仲良田)跡地と滝を巡る取り組みを行った。

 講師に地域の那良伊孫一さんを迎え、PTAの山下輝雄さんと山下義雄さんが船を出すなど協力した。

 仲良田では、約60年前まで西表の農家が船で通って水田を造り、田植えや稲刈りの時には数日間、家族で田小屋に泊まり込みで作業をしていた。

 当時の生活を振り返るため、祖納公民館が数年前に一本の松をくりぬいて作ったマチキ船を出し、白浜港から動力船と併走で出航、中学生が順番に乗り込んでヤコ(かい)を漕いだ。毎年ハーリーにも参加している生徒らはかじ取りにもすぐ慣れて、船漕ぎを楽しんだ。

 仲良田では那良伊さんから「節祭の『リッポー(牛狂言)』には昔、田んぼをならす時に牛を使っていたことが含まれている」と説明。荒木悠太朗君(3年)は「節祭を終えたすぐ後に、狂言にまつわる話を聞けて良かった」と喜んでいた。

 トレッキングをしてナーラの滝に着くと、中学生らが滝に飛び込み、水の冷たさに驚きながらも久しぶりの解放感を味わった。

 帰りも順番にマチキ船を漕ぎ、白浜港に着いたのは日暮れ時。水を含んだマチキ船は重さを増し、担いでトラックに載せるのもひと苦労。当時の生活の大変さも学んだ体験となった。 (曽根田容子西部通信員)

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