不法投棄ごみ100キロ回収 山間部で被害

山の斜面に捨てられていたごみを拾い上げる田辺市環境課の職員(12日、和歌山県田辺市秋津川で)
和歌山県田辺市や田辺保健所は12日、田辺市秋津川で、道路沿いの谷に不法投棄されていた家庭ごみなど約100キロを回収した。市内では山間部での不法投棄が相次いでおり、市環境課は「美しい景観が損なわれ、環境破壊にもつながる。地域の住民も困っているので、絶対にやめてほしい」と呼び掛けている。
ごみの回収には、市環境課や田辺保健所のほか、地元の秋津川町内会などから7人が参加した。県道田辺龍神線沿いにある山の斜面を下りながら、布団やサンダル、プラスチックごみ、ビニール袋に詰め込まれた空き缶などを回収。県道から約10メートル下を流れる川まで下りて、投げ捨てられていたごみを拾い上げた。
秋津川町内会の山本幸生会長(70)は「ごみを捨てられると、きれいな川も景観も台無し。市や警察には、捨てた人を特定して不法投棄をやめるようにしてもらいたい」と訴えた。
市環境課によると、課で把握した不法投棄の件数は2019年度に66件(約2930キロ)。本年度は10月末までに33件(約2740キロ)だった。山間部でごみを捨てられているケースは多く、道路沿いで人目につきにくい場所などが目立つという。
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