おもちゃ病院始まる ボランティアで修理

おもちゃを修理する稲生康直さん=和歌山県串本町サンゴ台で
和歌山県串本町サンゴ台にある町福祉総合センターで、壊れたおもちゃをボランティアで修理する「くしもとおもちゃ病院」が始まった。稲生康直さん(56)=串本町西向=が毎月第4土曜の午前10時~正午に開く。
おもちゃ病院は和歌山市、田辺市など県内各地で開かれている。串本町では4月からオープンする予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期していた。修理は原則無料だが、部品代などの費用が必要な場合がある。事前申し込みは不要で、希望者はおもちゃを持って会場に行けばよい。
初日の10月24日には町内外から5組が来場し、電池で動くぬいぐるみや鉄道模型など約40個の修理を依頼した。県内各地から、おもちゃ病院の仲間5人が応援に駆け付け、稲生さんの修理を手伝った。ほとんどのおもちゃが預かりとなり、稲生さんらが自宅で修理し、次回の開催日に依頼者に返すという。
出張おもちゃ病院が串本町で開催されたことがきっかけで、昨年から、おもちゃ病院の会員になったという稲生さん。現在は福祉関係の仕事に就いているが、家電を修理する仕事を経験しており、機械が好きだという。「持ち主が大切にしていたおもちゃを修理した後、皆さんに喜んでもらえることをやりがいにしている」と話した。
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