更別に4年ぶり新飲食店 村出身の細矢さん

村内中心部に居酒屋を開店した細矢さんと看板メニューの「タレかけザンギ」
更別村上更別出身の細矢慶治さん(42)が居酒屋「食彩空間ほそや」(村更別南1線91)を開業した。細矢さんは「遅くまで働く人たちが立ち寄り、くつろげる場をつくりたい」と話している。村内に新しい飲食店が開店するのは4年ぶり。
細矢さんは更別中央中、大樹高卒。札幌の調理師学校に進み、音更町の十勝川温泉や帯広市内で和食や中華料理の腕を磨いた。その後、千歳市に移住して居酒屋で勤務していた。
40代になり、一念発起して独立の道を選び、両親が暮らす村に出店を計画。村商工会は昨年実施した需要調査で「居酒屋がほしい」との意見が寄せられていたこともあり、細矢さんをバックアップした。村はふるさと創生基金の新規開店等施設整備事業として認定、500万円を助成した。
真鍋精肉店の南東側に新築した店内は、4人掛けのグループ席を4つ、カウンターに6席を用意。グループ席の1つは個室にした。料理はサラダや揚げ物、魚料理など約50品を提供する。
看板メニューは「タレかけザンギ」(594円)。村内産の「つぶつぶでんぷん」を衣に鶏肉を揚げ、炒めたタマネギの甘みと果実酢の酸味がきいたたれが特徴という。また、マグロやタコなど魚介類の刺し身も自慢で、「帯広市内で働いた時に培った人脈で毎日、良い素材を仕入れる」と自信を見せる。
11月30日にプレオープンし、1日から本格的に営業。今後は夜のメニューを見直しながら、昼の営業も検討している。
午後5時~翌午前1時。不定休。問い合わせは同店(0155・67・8089)へ。
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