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釧路新聞社

地場産フキでピクルス【音別】

 

音別産のフキを使ったピクルス「瑞音」

釧路市音別町の特産品フキを活用した地域活性化に取り組む「音別ふき蕗(ふき)団」(伊藤まり代表理事)が、地場産フキを使ったピクルスを商品化した。伊藤代表は「試行錯誤を重ねて納得のいく仕上がりになった。音別のフキをさまざまな形で全国に広めたい」と意欲を見せている。 

 同団体は2017年、フキの生産、販売などを通じて地域活性化や雇用創出に取り組もうと、音別地域の有志4人で発足。1年目にフキの生産場所を整備し、2年目は生ブキの販売を安定化させてきた。

 3年目の今年、新型コロナウイルス感染症の影響などで生ブキの販売機会が減ったこともあり、通年販売ができる商品の開発に着手。若年層や女性にも人気のピクルスに着目し、市内のフレンチレストランからアドバイスも受けつつ、8月に試作品を完成させた。

 伊藤さんのこだわりで合成着色料は使わず、ピクルス液には白ワインビネガーやりんご酢などを使用。シャキシャキとした歯ごたえはそのままに、酸っぱさの後にほんのり甘みが残る爽やかな味わいに仕上がっている。また、ピクルス液は塩、こしょう、オリーブオイルを混ぜるだけでフレンチドレッシングとしても利用が可能だ。

 商品名は「瑞(みず)音(ね)」(税込み880円)。釧路市ビジネスサポートセンター(k―Biz)の協力を得ながらデザイナーにラベルをデザインをしてもらったほか、道内の微生物研究所へ独自に品質調査を依頼し、安全性の保証も得た。製造は市内の食品製造会社に依頼しており、今回は試験的に150個を生産。音別町にある同団体の活動拠点や釧路フィッシャーマンズワーフMOO、釧路空港内の土産店「たんばや」で販売している。

 伊藤さんは「音別のフキの質は素晴らしいけど、販売できるのは5~7月と期間が短かった。こういった形で通年販売できれば新たな雇用創出にもつながり、地域が元気になる。全国的に認知してもらえるよう展開したい」と力を込めた。

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