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「星野リゾート 界ポロト」22年1月に開業へ、湖望む客室でアイヌ文化を体感

 総合リゾート運営会社の星野リゾート(本社長野県軽井沢町)は、白老町若草町1のポロト湖畔で建設中の高級温泉旅館「星野リゾート 界ポロト」を2022年1月に開業する。民族共生象徴空間(ウポポイ)に隣接する施設は全室、湖に面した42室を備え、アイヌ文化を体感できるこだわりのサービスを提供する。

いろりを設けた旅館ロビーのイメージ図=星野リゾート提供

 「界」は、全国で展開する同社の温泉旅館ブランド。ポトロ湖畔に設ける「界ポロト」の建物は4階建て、延べ床面積4900平方メートル。湖畔の敷地9960平方メートルの中央部にロビー棟や42室の宿泊棟、湖岸に露天風呂の温泉施設を整備する。別棟で日帰り用の浴場施設も設ける計画だ。

 施設は「アイヌ民族の暮らしや自然観、家族観」をデザインコンセプトとし、全客室から四季折々の美しい湖の景色が眺められるように設計。ロビーは白樺林をイメージし、ラウンジにはアイヌ民族の昔の暮らしの雰囲気を醸し出すいろりを設ける。モール温泉が楽しめる浴場施設は、アイヌ民族の伝統建築・丸太組み3脚構造を参考に建設し、湖上で湯小屋が集落のようにたたずむような幻想的な景観とする。

 同社は湖畔の用地で5月に工事を始め、現在、施設本体の建設を進めている。来年春以降、建物周辺の舗装や植栽など外構工事に取り掛かる予定だ。同社は「ウポポイの関係団体と連携しながら、アイヌ文化や異なる民族との共生を体感できるよう、こだわりのおもてなしを提供していく」としている。

 同社は、年間100万人の来場を目標に掲げたウポポイの開設を見据えて、白老に温泉旅館を開業する計画を立て、18年6月に白老町とパートナーシップ協定を締結。旧ポロト温泉跡の町有地を取得した。当初は20年度中のオープンを目指していたが、施設レイアウトの見直しなどで着工がずれ込み、21年度の開業となった。

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