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長野日報社

ワカサギ釣り活気期待 諏訪湖で安全祈願式

諏訪湖畔で行われたワカサギ釣りの安全祈願式。桟橋でお払いをする宮坂宮司

 諏訪湖のワカサギ釣りの本格シーズン到来を前に、無事故を願う安全祈願式が8日、諏訪市渋崎の諏訪湖釣舟センターであり、諏訪観光協会や諏訪湖釣舟組合などの関係者5人が出席した。ワカサギの魚影は濃く「例年通り順調に釣れている」といい、新型コロナウイルスの影響が続く観光の活性化に期待を込めた。

 祈願式は66回目。諏訪観光協会の佐久秀幸会長、釣舟組合の中澤滋組合長、諏訪湖漁協の武居薫組合長、諏訪署の原安志署長が参列し、八剱神社の宮坂清宮司の祝詞に続いて玉串をささげた。佐久会長は「諏訪湖の宝であるワカサギ釣りが活性化の端緒になってほしい」と述べた。

 釣舟組合(7店舗)の中澤組合長(60)によると、今季のワカサギ釣りは4連休初日の9月19日に始まった。体長5~6センチの1年魚が大半で「数がいる証拠」と話す。ただし「諏訪湖のワカサギはグルメ」と指摘し、餌の鮮度が釣果を左右すると語った。

 コロナ禍で9月の4連休の釣り客は「例年の半分以下」だったという。湖周で営業する釣舟店では乗船人数を定員の半数以下にしたり、ドーム船の換気や消毒を徹底したりしている。中澤組合長は「事前に予約をして楽しんでいただければ」と話していた。

 ワカサギ釣りの最盛期は今月末から年内いっぱい。来年3月末まで楽しめるという。

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