博覧会ＰＲパネルと出席者たち（山口宇部空港で）

　県央連携都市圏域を舞台に２０２１年に開催する「山口ゆめ回廊博覧会」のプレ事業のオープニングセレモニーが４日、山口宇部空港で開かれた。７市町の首長、同博覧会実行委員会の大庭達敏会長ら関係者が出席し、イベントの幕開けを祝った。 　 　プレ事業は、来年の博覧会本番に向けた予行演習として１２月３１日までの約３カ月間、圏域（山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県津和野町）各地の地域資源を生かした街歩きや体験プログラム、アート作品の展示など、さまざまなイベントを実施する。 　 　大庭会長は「各市町の魅力を引き出し、全国に発信する絶好の機会。成功に向け、圏域自治体の皆さまのご支援、ご協力を」とあいさつ。新型コロナ対策の徹底についても話し「圏域内外から訪れる人が安心して巡れるように万全の体制を整え、多くの人に多彩な魅力を感じてほしい」とＰＲした。 　 　続いて同博覧会コンダクターの山出淳也さんが「７つの市町でつなぐ、７つの回廊」のコンセプトと概要を紹介。隣接する市町との関係性の中で醸成された地域の特性を芸術、産業、食など七つのテーマからひもとく「７色の回廊」について説明し「より深く各地の魅力、思いが伝わるように盛り上げていきたい。アフターコロナを見据え、圏域の未来が輝くものになるよう推進していきたい」と決意を語った。