王子 クラブチームに 来年4月、苫小牧に運営会社 アイスホッケー
王子ホールディングス(東京)は1日、アイスホッケーアジアリーグに所属する王子イーグルスのクラブチーム化を進めると発表した。2021年4月にチームの運営会社を苫小牧市に設立する方針。傘下企業に勤務する選手、指導スタッフは運営会社に出向扱いとし、年間のチーム経費は同社の拠出に加え、地域からもスポンサーを募ることで新たな体制の確立を目指す。

アイスホッケー全日本選手権で2年ぶり37回目の優勝を飾った王子イーグルス=2018年ダイドードリンコアイスアリーナ(西東京市)
運営会社の事業内容はチーム運営や本拠地の苫小牧市を中心とした地域との連携強化。同社は「より地元に愛されるチームを目指していくためのクラブ化。運営会社の人員構成や概要は今後詰めていく」とし、アイスホッケー競技人口の増加や人気復活を期していくという。
現在のチームの監督は元DFの菅原宣宏氏。選手数25人のうち社員選手は18人、プロ契約選手は7人。10日から始まるアジアリーグ国内勢総当たり戦のジャパンカップに出場。本拠地の白鳥王子アイスアリーナで11日までの両日、横浜グリッツとの対戦を控えている。
チーム名称を08年から現在の王子イーグルスとした。前身は王子製紙苫小牧工場の従業員有志が1925年に結成した同好会「王子イーグル」。31年に王子製紙アイスホッケー部となり、全日本選手権では第2次大戦前に初出場した32年の第3回大会以来2018年の第86回大会までに国内チーム最多となる優勝37回を数える。
かつて国内トップの企業チームが競い合った日本リーグにも創設の1966年以来加わり、優勝は93~94シーズンまでに13回。国際リーグ化したアジアリーグにも2003年以来参戦し、11~12シーズンまでに優勝2回。前回の19~20シーズンはレギュラーリーグ3位でプレーオフセミファイナルに進出も同2位のハルラ(韓国)に敗れた。その後、優勝決定のファイナルは新型コロナウイルス感染の拡大で中止されていた。
歴代冬季五輪では数多くの男子代表を輩出。日本が初参加した1936年のガルミッシュパルテンキルヘン大会(ドイツ)以来、1998年の長野大会まで、苫小牧から選手を送り込んだ。
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