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長野日報社

大相撲土俵のわら稲刈り 未来いいじま

大相撲本場所の土俵に使う白毛餅米を手刈りする未来いいじまの関係者

 わら細工を幅広く手掛ける飯島町の「未来いいじま」は9月30日、伊那谷に古くから伝わる「白毛餅米」の稲刈りを駒ケ根市南割の水田で行った。乾燥させた稲わらは俵に加工し、大相撲の本場所の土俵に使用。大相撲の土俵を手掛けて11月場所で3年目を迎える同社は「良質なわらが取れるノウハウを蓄積できたので、この技術を幅広く生かしていきたい」と話す。

 未来いいじまは巡業や相撲部屋にも土俵の俵を納入しているが、この日収穫した稲わらは本場所用のためすべてを手刈り。5アール分をわら細工職人や農家ら約30人で手分けして作業した。

 普通の稲よりも丈が長く、しなやかな白毛餅米の稲わらは角界関係者らからも「色が美しく、太くてしっかりとしている」と好評。同社は相撲の「土が付かない」という縁起担ぎから、倒伏しない厳選した土俵に用いるわらを「勝ちわら」と名付けており、取締役わら細工製造部長の酒井裕司さん(45)は「今年も倒れることなく立派な稲に育った」と目を細めた。

 栽培する上伊那農民組合(南箕輪村)と農事組合法人田原(伊那市)の協力で今季も1.5ヘクタール分の確保を見込んでおり、10月10日ごろまで収穫作業は続く。

 乾燥はハウス内で完全天日干しすることに加え、新たに導入した乾燥機も活用して色むらを抑える。今秋に収穫した稲わらは1月の初場所から使う予定だ。

 上伊那農民組合の竹上一彦代表(71)は「いい土俵に仕上げてもらい、御嶽海関のさらなる頑張りにも期待したい」と話した。

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