「2020沖縄青年ふるさと祭り」に向けた撮影会が行われた。アカマタ節などを披露するいしゃなぎら青年会＝27日午前、宮鳥御嶽

　沖縄県青年団協議会（仲村渠辰治会長）は「2020沖縄青年ふるさと祭り」を動画配信する計画を進めており、26日から２日間、八重山地区の伝統芸能を撮影しした。八重山からは、いしゃなぎら青年会、大浜青年会、小浜青年会の３団体が参加した。動画配信は10月初旬を予定。

　県青協は例年、沖縄青年ふるさと祭りを実施してきたが、ことしは新型コロナウイルスの影響で「密」を回避するためインターネットでの動画配信に変更した。動画配信で青年会活動を披露することで、青年たちの活力を見出すことなどが目的。出演団体は県内の青年会約10団体。演舞時間は１団体20分程度。

　撮影は４台のカメラを使いて行われた。26日は小浜青年会の旧盆行事「ニムチャー」を再現。27日は宮鳥御嶽で、いしゃなぎら青年会の「アカマタ節」「いしゃなぎら口説」「鳩間節」を収録。同日午後はオヤケアカハチの碑前で大浜青年会の「村遊び」を撮影した。

　沖青協の仲村渠辰治会長は「ことしはコロナで祭りイベントが中止になり、青年会の披露する場がなかった。動画配信で県内、世界で地域芸能が継承されていることを知ってもらい、地域の魅力を伝え青年会の発展につなげていきたい」と抱負を述べた。

　動画は、動画配信サイトYou Tubeの沖縄県青年団協議会のアカウントで配信する。