駒ケ根の味詰め合わせ 冬ギフト商品化

駒ケ根の魅力を詰め込んだ「冬ギフト」。写真は5000円分の「あかまつ」
駒ケ根市赤穂公民館の講座「6次産業道場」のメンバーが、ドライフルーツや漬物、ドレッシングなど、地元の農産物を加工して開発した商品を詰め合わせた「冬ギフト」を商品化し、販売予約の受け付けを始めた。「ソースかつ丼やごまだけではない、さまざまな味覚を楽しめる駒ケ根の魅力を知ってほしい」と呼び掛けている。
メンバーは農家や自営業者、移住者ら12人。農家や消費者、事業者のさまざまな視点から農産物の生産や加工、商品開発、販売の仕組みづくりといった農業の6次産業化について研究している。
活動を進める中で商品開発など事業化に向け動き始めたメンバーも生まれたこともあり、個々のアイデアを生かした実践の場にと、冬ギフトを企画。10月の同公民館文化祭で商品販売やアンケート調査を行い、商品化に向け研究や準備を重ねてきた。
冬ギフトに入るのは、メンバーが開発した、モモやイチゴ、リンゴのドライフルーツをはじめ、本かりんのセミドライフルーツ、紫かぶの甘酢漬け、乾燥野菜、ボタンコショウのしょうゆ漬けなど。5000円の「あかまつ」(10セット)、3500円の「すずらん」(30セット)、2000円の「こまくさ」(20セット)の3種類を用意し、価格ごとに商品を組み合わせる。
贈り物で遠方に送られることも想定し、駒ケ根に足を運んで魅力を体感してほしいとの願いを込めたメッセージ入りのパンフレットも同封する。
今回は漬物を提供する農業の氣賀澤道雄さん(62)=同市市場割=は「当初の予想以上にいい出来になったと思う。個々の商品から、それぞれの地域に対する思いや個性を感じ取ってもらえれば」と話している。
予約受け付けは8日まで。販売予定数に達し次第締め切る。商品は14~16日に赤穂公民館で渡す。宅配の手配は行わない。申し込み、問い合わせは同公民館(電話0265・83・4060)へ。
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