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長野日報社

医療従事者へメッセージボード 諏訪の温泉寺子ども食堂

梶川院長(右)に医療従事者への応援や感謝のメッセージボードを手渡す子ども食堂のスタッフたち

 諏訪市湯の脇の温泉寺で開く「信州子ども食堂with温泉寺」は17日、新型コロナウイルス対応に追われる医療従事者への応援や感謝のメッセージを寄せたボードを同市の諏訪赤十字病院に贈った。同食堂を利用した市内の園児や児童、その母親ら約30人が、かわいらしいイラストと共に「ありがとう」「がんばって」などとつづっている。

 同食堂スタッフの提案で、8月23、30日、9月5日に同寺で弁当を配布した時に紙を渡して、協力してもらった。メッセージは1人1枚ずつ書いてボードに貼り付けた。子どもたちは「おいしゃさんコロナウイルスにならないように気をつけてください」と書いたり、色とりどりの花やスマイルマーク、笑顔の医師や看護師の姿を描いたりした。

 同食堂は月1回、企業組合労協ながの南信事業本部諏訪事業所が主体となって地元のボランティアと一緒に開くが、コロナ禍で3月から休止。母親らからの希望を受けて、7~9月に計8回、諏訪、岡谷市、下諏訪町の飲食店から購入した弁当を約80食ずつ同寺で配布した。全国の子ども食堂を支援するNPO法人「むすびえ」(東京)の助成制度を利用した。今後は10月から月1回、弁当配布を再開する予定という。

 この日、スタッフ3人が同病院を訪れた。梶川昌二院長は「職員も半年以上自粛生活が続いてストレスを抱えている。メッセージを励みにして頑張りたい」と感謝。同食堂ボランティアの長崎恵子さん=湯の脇=は「少しでも子どもたちの励ましで気持ちを和らげてほしい」と話した。

 ボードは職員の目につく院内に飾る予定。長野中央病院(長野市)にもメッセージを贈ったという。

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