安全な観光客を証明 10月から島旅パスポート 石垣市
「石垣市あんしん島旅パスポート」事業をPRする中山市長=15日午後、石垣市役所
石垣市は10月1日から「石垣島の新しい旅のカタチ 石垣市あんしん島旅パスポート」事業を始動する。同事業は、特設サイトを通して、来島前の観光客に新型コロナウイルスの感染疑いがないことを宣誓させ、市が電子パスポートを発行。感染リスクが低く、感染防止への意識が高いことを証明する。同パスポートを所持する観光客は、今後市が募集する参加事業所で各種サービスを受けられる。
同事業は観光客と市民にとっての「あんしん」を可視化し、安心・安全な石垣島をPRすることが目的。事業費はサイト構築費など50万円。パスポート申請は、観光客が任意で行うもので、市が今後公開する特設サイトで17日から事前登録が始まる。
申請までの流れは二段階。観光客は旅行日の2週間前までに第1次申請でエントリー。第2次申請は、旅行日当日までにメールで送られてくるチェック項目に回答することで、WEBページ上でパスポートが発行される。パスポートは、スマートフォンでのスクリーンショットや、紙に印刷しても使用可能。
パスポート発行時に必要なチェック項目は▽37.5度以上の発熱がない▽せき、くしゃみ、倦怠(けんたい)感などがない▽感染拡大地域への渡航歴がない▽来島10日前の期間、3密となる会食等に参加していない―など6項目。
参加事業所は、市の感染予防ガイドライン認定店を対象に23日から募集する。市によると認定数は飲食店、土産店、小売店など409件、宿泊施設206件。パスポートを掲示した観光客への特典は、各事業所で割り引きやプレゼントなどのサービスを設定する。感染リスクの低い観光客を受け入れられることが事業所側のメリット。
15日午後、市役所で会見した中山義隆市長は「観光客は『石垣に来てもやっかいがられる』と思うかもしれないが、パスポートを出したら大歓迎なので活用を」と呼び掛けた。
同事業の問い合わせ先は市観光文化課(0980-82-1535)。
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