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『島の民具』18日に発刊 作り方や素材を解説 富本衛さん著(竹富島出身)

発刊される「島の民具」を手に笑顔を見せる富本衛さん=14日午後、八重山毎日新聞社

 八重山に伝わる民具の作り方や素材を豊富な写真と図で解説した『島の民具』(富本衛著)が18日、南山舎から発刊される。著者の富本さんは「たくさんの方から要望があった本。多くの人が手にして民具を作る際の指南書になれば」と期待した。

 竹富島出身の富本さん(76)は幼いころから民具を作る父の姿を目にしてきた。定年退職後、70歳で民具づくりを本格的にスタートさせると、故郷で民具づくり教室を開くほどに。島民や友人から「作り方を出してほしい」との声が多く寄せられ、昨年6月から執筆に動いた。

 第一部では竹富島の原風景や民具の変遷などについて触れ、第二部では民具の作り方を紹介。稲わら、バシャ(芭蕉)、ンーマニ(クロツグ)など12種類の素材に分け民具の種類と作り方を細かく示している。

 ディル(かご)やオーニ(扇)、わらじなど伝統的な民具に加え、手紙入れや小物入れのかごなどアイデア満載のオリジナルの民具も紹介。読者に作業工程が伝わるよう妻・ヒデさんが撮影した約900枚もの写真をオールカラーで使用している。

 富本さんは「民具を作れる人はいても記録できる人はなかなかいない。後輩の育成や島への恩返しという意味で非常にいい資料になる」と笑顔を見せ、「プラスチックごみが環境問題となるなか、民具は見直されている。島の材料で自然にかえる民具の価値に注目してほしい」と呼び掛けた。

 B5判220㌻、3500円(税別)。タウンパルやまだなど県内の書店や竹富港内てぇどぅんかりゆし館などで取り扱っている。

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