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トヨタ北海道、施設見学受け入れ再開 小中学校限定、学びの場提供

コロナ対策を徹底しながら見学する児童ら

 苫小牧市勇払の自動車部品製造業、トヨタ自動車北海道(北條康夫社長)は10日、小中学校の社会科見学向けに、展示施設限定で受け入れを再開した。新型コロナウイルス流行の影響で、集団の受け入れに二の足を踏む企業が多い中、感染防止策を徹底させ、子どもたちに学びの場を提供。すでに20校以上の見学予約が入っており、同社は「新しい展示も用意した。学習支援につながれば」と話している。

 工場見学そのものにはまだ対応していないが、小中学校の学校行事、最大60人に限定。予約制で受け入れを再開した。安心して見学できるよう、定期的な消毒や換気、マスク着用など新北海道スタイル「七つプラス1の習慣化」を実践。入場者を一人ずつサーモカメラで検温し、代表者に北海道コロナ通知システムの導入を求めるなど、コロナ対策を徹底している。

 子どもたちを受け入れる「はすかっぷホール」内に、見学用の新施設「ハスカップビジョン」を整備。15メートルほどの通路状の両壁に映像を投影し、トヨタ車両の魅力を伝えるなど趣向を凝らす。機械加工の様子などをまとめた映像も、「密」を避けるためアリーナで椅子を間隔を空けて並べ、縦8メートル、横10メートルの大スクリーンで上映。無段階変速機「ダイレクトシフトCVT」など製品も見学できる。

 10日は小樽高島小学校(高橋恒雄校長)の6年生39人が修学旅行で訪れ、トヨタ生産方式や「からくり改善」などを学んだ。石栗ひまりさん(12)は「未来につながり、世界に関わる車について学べて楽しかった」と笑顔。同小は修学旅行を先送りして実施したが、高橋校長は「企業は他に打診しても駄目だった。トヨタとは巡り合わせがよかった」と喜んだ。

 同社は工場見学で年間6500人を受け入れており、約3割が苫小牧や札幌など各地の小学生だ。昨年12月から新型CVTの生産ライン増設に伴い、見学ラインを刷新するため見学の受け入れを中止。今年4月の再開を目指していたが、コロナ禍で延び延びになっていた。案内スタッフの佐野未来さん(21)は、マスクとマウスシールドの「二重装備」で飛沫(ひまつ)を防止しながら解説を担当。「話しづらかったけど子どもたちの笑顔が見られてうれしかった。新北海道スタイルを実践しているので、多くの子どもたちに来てもらいたい」と話している。

 一般工場見学の受け入れ再開は未定。

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