マジパンを載せてお菓子の家を完成させる八重山特別支援学校の児童たち＝1日午前、ＡＮＡインターコンチネンタル石垣リゾート2階ロビー

　ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(柳島司総支配人)この時期恒例の「大きなお菓子の家～ジンジャーブレッドハウス～」の完成式が1日、2階ロビーで行われ、八重山特別支援学校の児童生徒約25人が、生き物やキャラクターやなどをかたどったマジパン約200個を載せ、お菓子の家を完成させた。年明け1月7日まで展示される予定。 　昨年に引き続き「石垣島の赤瓦」がモチーフで、ことしは屋内にもこだわり、より沖縄の民家らしく精巧に仕上がった。高さ3.5メートル、幅5メートル、奥行き3メートル、シュー皮8000個、クッキー生地140キロ、粉糖130キロが使われている。 　ベーカー・ペストリー長の赤嶺晴美さんらスタッフ6人が中心となり、洋食や中華、サービススタッフも協力を得て、約1カ月かけて完成させた。 　赤嶺さんは「ことしは内壁にもカードで筋を付けるなど、細部にもこだわって作業した。子どもたちにはクリスマスの雰囲気を楽しんでほしい」と観覧を呼び掛けた。 　家を完成させた八重山特別支援学校の仲里美羽さん(中学部1年)は、「大きくてすごかった。食べられないのは残念だけど、マジパンをたくさん置けて楽しかった」と甘い香りに酔っていた。