７年間在籍したＡＫＢ４８を卒業し新たに役者への道を歩む川本さん（2017年、コーチャンフォー釧路店での握手会）

町出身で人気アイドルグループ「ＡＫＢ４８」のメンバー川本紗矢さん（２２）が、８月３１日付で卒業した。

　アイドルとして７年、２４８６日の活動に幕を下ろし今後は役者の道を歩むという。町市街地のコミュニティカフェ「ＺＩＣＯ　ＨＯＵＳＥ（ジーコ・ハウス）」には３日、ファンがまとめた冊子「川本紗矢卒業公演～２４８６日間の宝物～」（Ｂ５判６㌻）が届けられ、第二の門出を地元は温かく見守っている。

　川本さんは２０１３年、ＡＫＢ姉妹グループ１０チームのメンバーが新メンバーを選ぶ「第１回ＡＫＢ４８グループ　ドラフト会議」で５チームから指名され、競合の末、意中のＡＫＢ４８チームＢから指名を受け、正式に加入した。同年１１月には中春別の自宅を島崎遥香さん（１６年に卒業）と柏木由紀さんが訪れ、直接ラブコールを受けた。

　１４年１月、東京ドームシティホールでファン投票の選曲を披露する「リクエストアワー」でデビュー。同年１１月発売の３８枚目シングル「希望的リフレイン」で初めて選抜入りした。選抜総選挙の最高順位は２７位（１６年）。１７年には、コーチャンフォー釧路店で初のサイン会に臨んだ。

　そして今年８月３０日、秋葉原のＡＫＢ４８劇場で開かれた無観客の卒業公演で、川本さんはファンからのメッセージボードや先輩、同期、後輩メンバーらに見守られながら卒業した。将来は篠原涼子さんや北川景子さんのような女優になりたいといい、「ＡＫＢ４８で活動した７年間の経験を生かし頑張っていきたい」と話している。