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宇部日報社

国の登録有形文化財にカフェスペース

コーヒーを味わえるカフェスペース(永山本家酒造場で)

 国の登録有形文化財に指定されている永山本家酒造場(永山貴博社長、宇部市二俣瀬車地)の2階事務所が、カフェスペースに様変わりした。昭和初期の面影が残るレトロモダンな空間で、コーヒーやスイーツを味わえるとあり、幅広い年齢層を引き付けている。    「お酒に関心がない人や若者世代にも文化財に親しんでほしい」という永山社長(44)の呼び掛けで、東梶返のイグアルコーヒー(宮本奈穂美代表)、上町のクムクムサンド(玖村奈津実代表)が出店した。アールデコ調の天井や上げ下げ窓があり、厚東川や豊かな自然も見渡せる2階部分に20席を設けた。    提供するのは、豆栽培からすべての工程で品質管理がなされた香り高いスペシャルティコーヒー。ドリップ、エスプレッソ、カフェラテなどのメニューから選べる。チキンや卵を野菜と共に挟んだサンドイッチも用意している。    オープン初日の8月28日と29、30日の週末には、地域住民や市外客が来店。醸造タンクを覆う木ぶたで作られたテーブルに腰掛けて、コーヒー片手にのんびりと談笑していた。同酒造が手掛ける日本酒「貴」の試飲スペースも設けられた。    営業は金、土、日曜日の週3日で、時間は午前11時~午後4時半。永山社長は「二俣瀬の文化財にもっと親しんでいただき、ここで過ごす時間を好きになってもらえたら」と話していた。    建物は1928(昭和3)年に建てられ、65年に同酒造が買い取る前は、旧二俣瀬村役場庁舎などとして使われた。国の登録有形文化財指定は2017年。2階は村役場の元議場で、これまでイベント会場として活用されていた。

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