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紀伊民報社

身寄りのない高齢者を支援 今秋に窓口開設

今秋の開設に向けて準備を進める権利擁護センターたなべの準備室(田辺市高雄1丁目で)

 高齢者に住み慣れた地域で安心して暮らしてもらおうと、和歌山県田辺市は「権利擁護センターたなべ」を今秋にも開設する。認知症高齢者や精神・知的障害者の権利を守る成年後見制度の利用支援と、身寄りのない高齢者が介護施設に入所したり、入院したりする際の保証人機能を担う。

 成年後見制度は、認知症の高齢者や精神・知的障害者らに代わって、家庭裁判所が後見人として選ぶ親族や弁護士らが、福祉サービスの契約や財産管理などをする。判断能力が衰える前に支援してくれる人と将来の約束をし、支援内容を決めておくことができる任意後見制度もある。
 いずれの制度の活用にも、家庭裁判所への申し立てが必要。センターは市民からの相談に応じるほか、申し立ての手続きを支援する。制度への理解を深めてもらうための広報も担う。
 センターのもう一つの柱が「高齢者あんしん生活支援事業」。身寄りのない高齢者が介護施設に入所したり、病気で入院したりする際に、身元保証人がいないと利用を断られるケースがある。そこで、入院時や死後の対応について、どのような支援を希望するか事前に決めておき、センターが意向に沿って支援する。
 利用者は将来に備え3カ月分の入院費や火葬代などをセンターに預託し、年会費を支払う。高齢者はもちろん、施設や病院も安心して受け入れられる仕組みにしたいという。
 国勢調査によると、市内の独居高齢者は2010年に4616世帯だったのが、15年には5243世帯に増加した。今後も増加の見通し。高齢者の中の高齢化が進展しており、市は認知症高齢者も増加すると想定している。

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