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新たな見守り体制 「QRコードシール」サービス導入 発見者と家族つなぐシステム

 このシールのことを知って―鶴岡市は認知症などを理由に行方不明の心配がある同市在住者の早期発見・保護につなげようと、万一の際に発見者と行方不明者の家族がやりとりできる仕組みの備わったQRコードが付いたシールの配布を始めている。高齢者が身に着ける物などに貼るもので、市では市民への周知と各地域の包括支援センターや警察などと連携して地域の新たな見守り体制を築きたいとしている。

 シールは医薬品卸売販売などを行う東邦ホールディングス(東京)が提供する認知症高齢者保護情報共有サービス「どこシル伝言板」を利用したもの。8月6日時点で全国27都府県100市町村、東北においては秋田、岩手、宮城県が導入しており、本県では鶴岡市が初。市では同1日からサービスを開始し、現在利用者は数人という。

 サービスの導入には、市と警察に高齢者等の捜索時に必要な情報を事前に登録しておくことで行方不明者の早期発見につなげる狙いがある。シールの存在や意味を知ってもらうことで地域に見守りの目が生まれ、声掛けしやすい環境づくりを目指す。

 シールの仕組みは、発見者がスマートフォンなどでQRコードを読み取ると専用伝言板につながり、当事者家族に発見情報が通知され、現在地や健康状態などを知らせることができるもの。発見者には当事者家族が事前に登録した既往歴や保護時の注意点など情報が表示される。互いに匿名でやりとりでき、個人情報の開示も不要。相談や問い合わせは住んでいる各地域の包括支援センターや市長寿介護課高齢者支援=電0235(29)4180=へ。

 また、27日は市第六学区コミュニティ防災センターで、同学区コミュニティネットワーク(佐藤健理事長)が主体となって市長寿介護課や鶴岡警察署、金融機関などが集まった情報交換会が開かれ、シールの活用や仕組みを確認。署員による認知症高齢者への声掛け対応訓練では、署員扮(ふん)する高齢者に参加者が声を掛けたり、警察署へ通報する訓練などを実践した。

鶴岡市が認知症などを理由に行方不明の心配がある人に配布を始めたシールの見本。折り鶴が目印だ

シールのQRコードを読み取ると表示される専用伝言板のサンプル画像

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