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コスモバーグ 宇宙食へ秒読み 十勝初、プレ認証取得

 十勝スロウフード(清水町、藤田惠社長)などが宇宙食として開発したレトルトハンバーグが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の「Pre(プレ)宇宙日本食」の認証を取得した。本認証の前段となるもので、今月中旬には本認証に必要な申請後1年半が経過、最終審査に入る。十勝初の「宇宙日本食」が宇宙に旅立つまで“秒読み”段階に入った。

プレ認証の取得を喜ぶ(右から)藤田社長と佐藤部長

 プレ認証は8月19日に取得した。プレ認証は日本人宇宙飛行士の国際宇宙ステーション(ISS)滞在スケジュールに合わせて、本認証に必要な賞味期限(1年半)を経る前に認証する制度。本認証前に搭載候補にリストアップされる。

 道中小企業家同友会とかち支部で十勝農商工連携部会長も務める藤田社長は、大企業中心の宇宙食分野で地方の中小企業が参入する道筋を付けようと、2018年から認証取得を目指してきた。

 開発したのは「北海道産牛とミニトマトのハンバーグ」(商品名コスモバーグ)。ハンバーグの焼成までを同社が、トマトソースの製造やレトルト加工はエア・ウォーター十勝食品(更別村)が担当。帯広地域雇用創出促進協議会がソース開発や申請手続きで協力し、とかち財団は開発拠点として十勝圏地域食品加工技術センター(帯広市)を提供した。

 プレ認証の取得後、残り期間の試験を継続・完了すれば本認証に至る。コスモバーグは1年経過時点でプレ認証を受けており、14日で本認証に必要な1年半に到達。その後、最終審査を経て認証される。

 藤田社長は「レトルトには向かないと思っていたハンバーグも焼き方次第でおいしくできることが分かった。エア・ウォーターとタッグを組み、勉強することも多かった」と振り返る。宇宙日本食の開発を足掛かりに、より長い賞味期限が求められる国際的な「宇宙食」や防災食の開発につなげることにしている。

 エア・ウォーター十勝食品の佐藤幸一取締役生産部長は「十勝には他にも宇宙食に挑戦したい企業がある。レトルトを通じてその夢のお手伝いをしたい」と強調。とかち財団の葛西大介ものづくり支援部長は「コスモバーグの認証取得の流れを把握し、他の企業の宇宙食開発にもアドバイスできるようにしたい」と話している。

 コスモバーグのISS搭載時期は未定だが、早ければ10月下旬に野口聡一宇宙飛行士が、来春には星出彰彦宇宙飛行士がISSに向かう予定となっている。

<宇宙日本食>
 ISSに滞在する日本人宇宙飛行士に日本食の味を楽しんでもらい、ストレス緩和につなげてもらおうと開発した食品。JAXAが認証する。

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