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山陽小野田市の現代ガラス展、入賞者決まる

大賞に選ばれた作品

 山陽小野田市は28日、第8回現代ガラス展in山陽小野田(同実行委員会、市主催)の審査結果を発表した。大賞は佐藤静恵さん(37)=石川県金沢市=が制作した「Weaving Glass-interface-vol.3(ウィービンググラス インターフェース ボリューム3)」に決まった。前回展までの上位賞は8点だったが、今展は5企業による冠賞が設けられ、13点が入った。    現代ガラス展は、2001年から3年に1度のトリエンナーレ方式で開催。全国規模のコンペティションで、若手ガラス作家の登竜門となっている。今展は、同方式では来年開催だが、当初の東京オリンピック・パラリンピックに合わせる形で今年になった。新型コロナウイルス対策として展覧会は中止し、2次審査前の作品を短期間で一般公開するなど、規模を縮小して実施した。    応募作品は82点で、5人の審査員が選考に当たった。感染対策のため、全応募作を並べた現物審査は行わず、作品の画像や動画などを活用して、各地から選考メンバーを集めることなく受賞作を決めた。    大賞に選ばれた佐藤さんは金沢卯辰山工芸工房の作家として活動。受賞作は、ガラスのメッシュを界面に落とし出した時、自重でゆがみ、引き伸ばされて形成された三次元的フォルムをしている。一目一目の線を生み出す行為を、繰り返す日常と重ね合わせて表現した。「受賞を糧に、素材表現の追求に精進していきたい」としている。    地元関係では、きららガラス未来館の作家2人が上位賞に入り、松尾具美さん(34)の「ひと雫」がホンムラ審査員賞、川田絢子さん(30)の「emotion」が山口銀行賞に選ばれた。    横山尚人審査員長は「手の込んだ大作が目立った。これらが並んだら、さぞ迫力があるだろうと思った」と講評。異例となった審査方法については「一堂に会して作品を見てディスカッションすることはできなかったが、写真画像は作品を大つかみに捉えるから、本質が見えてくるという良い面もあった」とした。    市は今展の図録を、10月下旬の完成を目指して製作している。    受賞作品と作家は次の通り。(敬称略)    ▽大賞「Weaving Glass-interface-vol.3」佐藤静恵▽優秀賞「出会い」柚木﨑美優(24)=大阪府▽市長賞「Fascination with Magnification Ⅶ」勝川夏樹(29)=大阪府▽横山審査員賞「枠」村瀬あずさ(21)=大阪府▽隈審査員賞「flow」石見麻衣子(39)=北海道▽ホンムラ審査員賞「ひと雫」松尾具美▽土屋審査員賞「R│XⅢ」大木春菜(26)=秋田県▽三輪審査員賞「唖」宮木志江奈(24)=大阪府▽(医)健仁会賞「変貌」西野瑠華(25)=富山県▽太平洋セメント賞「水流」田原茉奈(24)=大阪府▽長州産業賞「波残(なごり)」鹿田洋介(34)=東京都▽THK山口工場賞「Layered」井本真紀(42)=大阪府▽山口銀行賞「emotion」川田絢子

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