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釧路新聞社

マリモ保護へ水草除去【阿寒湖】

刈り取った水草を力いっぱい引き上げる児童たち

 国の特別天然記念物マリモの保護を目的とした釧路市阿寒湖での水草の除伐作業が29日から始まる。今年度は刈り取った水草をエゾシカの餌として活用するための調査プロジェクトが計画されており、27日にはこのプロジェクトに関わっている市立阿寒湖小の児童が、マリモ群生地のチュウルイ湾で刈り取り作業を体験するとともに、マリモの育成環境保全について知識を深めた。

 阿寒湖では、下水道の整備などによる水質の改善で水草の繁茂が顕著となり、球状マリモが減少するなど育成環境への悪影響が問題視されている。官民でつくる阿寒湖のマリモ保全推進委員会と市教委では2015年度以降、一部の年を除いて水草の除伐に取り組み、年間1㌧以上を刈り取るなど、マリモと水草が共存できるシステムの確立を模索している。

 刈り取り後の水草は自然に返すままにしていたが、家畜の飼料などに使用されていた例もあり、「エゾシカの餌として活用できないか」という案が浮上。同プロジェクトでは、エゾシカの樹皮剥ぎ取り被害対策に取り組んでいる前田一歩園財団が、冬季間に給餌していた「ビートパルプ(ビートの絞り滓)」の代替餌として活用が可能か調査する。

 この日の作業には、同校の3年生10人、4年生9人が参加。4年生が3班に分かれてボートに乗り込み、岸から約200㍍離れた群生地で除伐作業に挑戦した。先端が二股になっている約5㍍の長竿を駆使し、水草をねじ切って力一杯ボート上に引き上げた後、3年生が湖岸に並べて乾燥させた。

 この日はマツモやセンニンモなど合計107・7㌔の水草を除去。4年の石川力渡君(10)は「こんなにたくさん水草が生えていてびっくりしたし、思っていたよりもすごく重かった。ちゃんとシカの餌になってほしい」と話していた。

 市教委マリモ研究室の尾山洋一主任は「マリモを守る取り組みが、森を守ることにもつながっていくプロジェクト。これを機に、自然保護に対する機運をさらに高めていきたい」と意欲を示している。  今後は29日~9月3日までの間、1㌧以上の水草刈り取りを実施。乾燥させた水草は秋ごろに回収し、冬には同財団が管理する給仕場の1カ所に干した水草とセンサーカメラを取り付け、エゾシカが食べるかどうかを確認する。

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