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人の心の闇を払いコロナ終息願う「星祭」神事を再現 羽黒山・蜂子神社

 出羽三山の開祖・蜂子皇子(はちこのおうじ)を祭る鶴岡市の羽黒山にある蜂子神社で25日夜、新型コロナウイルスの終息と復興を祈願する「三山星祭」の神事が行われ、神職と山伏約10人が祈りをささげた。

 出羽三山神社によると、かつて羽黒山五重塔では同山の本尊・正観世音菩薩を中心に、南十字星や北斗七星を神格化した軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)と妙見菩薩(みょうけんぼさつ)の三尊を羽黒山三所大権現として祭り、天災や疫病などのさまざまな災いから人々を守るとして信仰されていた。古来、羽黒の山伏は妙見菩薩の呪法を使って国家の安寧や疫病退散を祈ってきたとされている。

 この故事に基づき、同神社では今回、星祭と称して神事を再現。これに併せ、過去にまん延した疫病を退散したと伝えられる蜂子皇子に祝詞を唱える千度大祓(せんどおおはらえ)式を同時に執り行った。

 同日、定刻を迎えると蜂子神社前の護摩(ごま)壇では山伏らによって火がともされ、北斗七星などの星々が輝く夜空に向けて白い煙が立ち上った。全国各地から申し込みがあった350―400件ほどのコロナ終息や家内安全、交通安全などの願いと名前、住所を燃え盛る火に向かって読み上げた。

 出羽三山神社の吉住登志喜禰宜(ねぎ)は「蜂子皇子や星の力を借り、全国からここ出羽三山に信仰を寄せる人たちの思いを妙見菩薩に届けることができたと思う。一番の敵は人の心の闇。一日も早いコロナ終息を願い、心の闇を取り除くことが大事」と話した。

鶴岡市羽黒山の蜂子神社境内でコロナ終息などを願う神事が行われた=25日、午後7時20分ごろ

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