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小学生の銛突き名人 「いつでも魚とってこれる」 八幡亮太君(八島小5年)

 八島小学校5年生の八幡亮太君は、10歳の銛(もり)突き名人だ。週3回は多田浜海岸へ行き、ゴムの力で発射する170㌢ほどの銛で獲物を仕留める。新型コロナウイルスによる休校期間中、家庭の食卓には八幡君のとってきた魚が並んだという。

 泳ぎを覚えたのは3歳のころ。銛で自在に魚をとる父の八幡暁(さとる)さん(45)に憧れ、小学2年生で初めて銛を握り、ムラサメモンガラを仕留めた。

 新型コロナウイルス第1波が石垣島を襲った4、5月。小学校は一斉臨時休校に。家にいても退屈な上、感染予防の観点からスーパーの買い物もなるべく避けたかったことから、八幡一家は海へ。八幡君が家族で食べる分だけの魚を捕り、母の雪絵さん(41)がみそ汁や刺し身にした。

 一家のおかず調達係をこなした日々を思い出し、「食料がなくなったらいつでも魚をとってこれる」と誇らしげだ。

 銛突きのこつを尋ねると「ゆっくり泳いで近付く。おなかを刺すと肉がおいしくなくなるからおなかは刺さない」と漁師さながら。ゆっくり近づき、銛を刺した瞬間の手ごたえと爽快感がたまらないという。

 暁さんはツアーガイドをしているが、シーカヤックをこいでオーストラリアから日本にかけての海域を渡り、海に生きる人々の知恵を学ぶ「グレートシーマンプロジェクト」をライフワークとする自称「海洋人間」。わずか10歳で魚を取る息子の手腕にも「昔の石垣島の人は皆やっていたこと」とこともなげに話す。

 八幡君はいろいろな魚の味に興味津々で、最近狙っている獲物はコショウダイ。「いつかサメもとってみたい」と目を輝かせている。

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