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荘内日報社

おいしい赤カブ作りへ「焼き畑」作業 鶴岡

 鶴岡市特産の赤カブ栽培のための焼き畑がシーズンを迎え、山間部では杉を伐採した斜面に火を入れる光景があちこちで見られる。

 同市田川地区では古くから、杉を伐採した跡地を林業者から借りて焼き、カブの種をまき、秋に収穫して林地を返すのが伝統だ。

 JA鶴岡田川焼畑赤かぶ専門部(部会員22人)班長の伊藤英夫さん(77)=同市少連寺=は21日朝、同市田川・蓮花寺の約10アールで焼き畑を行った。一昨年に杉を伐採した跡地で、先月下旬から杉の葉などの「焼き草」を集め敷きならすなど準備をしてきた。

 この日は仲間や手伝いのJA職員、合わせて6人が参加。午前8時ごろ、斜面の上端から火を入れた。燃えている焼き草を鉄製の熊手で動かし、火を徐々に下ろしていった。斜面には横一列に赤い炎が立ち上り、周囲は白い煙に包まれた。

 伊藤さんは「焼き畑で育てたカブは歯触りや色も良く、おいしい。伝統を守り、おいしいカブを作り続けたい」と話した。見学に訪れた市立農業経営者育成学校SEADS研修生の小野翔大さん(20)=神奈川県出身=は「焼き畑を見たのは初めてで、とても新鮮。現場に来ると、生産者のこだわりや苦労を肌で感じ、とても勉強になる」と話した。

 同JA生産振興課によると、田川の専門部は今年、計107アールの焼き畑で赤カブを育て、10月初旬から7―8トン程度を収穫。主に市内の漬物店に卸し、甘酢漬けに加工されるという。

杉を伐採した山の斜面で、焼き畑を行う伊藤さん(中央)ら=21日午前8時すぎ、鶴岡市田川・蓮花寺

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