全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

増えるごみ放置に悩む 羽黒山の門前町観光エリア 持ち帰り周知へ対策

 政府の観光支援事業「GoToトラベルキャンペーン」が始まり、迎えた先週のお盆期間、庄内地方の各観光地は例年に比べ閑散としたものの、近県を中心に県外ナンバーも多く見受けられ、にぎわいを見せる観光地もあった。そうした中、羽黒山の門前町・鶴岡市羽黒町手向地区では連休やお盆期間に一部モラルのない観光客によるごみの放置が多く見られ、観光関係者や地元民を悩ませている。

 羽黒町観光協会によると、これまでもごみの放置は見受けられたが、新型コロナの影響を受け激減していた観光客が少しずつ増え、観光地のにぎわいが戻ってくるのに伴い、目立つようになったという。特に先月の4連休期間中は出羽三山神社随神門前の公衆トイレや自動販売機周辺に、飲み終えたペットボトルや缶などの放置が多くあった。

 手向地内では日本遺産の出羽三山エリアの景観配慮のためにごみ箱は設置しておらず、ごみの持ち帰りを呼び掛けている。同協会の公式ホームページなどでも「ご利益とごみは持ち帰りましょう」と周知を図っているが、観光客や帰省客でにぎわったお盆期間にも再び増加した。

 コロナ禍の中、ごみの片付けや処理にも細心の注意を払う必要がある。中にはたばこの吸い殻や使い捨てられたマスク、ペットボトルなど不特定の人が口をつけた物も多く、懸念を強めているという。

 同協会では「なぜごみ箱を設置しないのかという声も聞くが、景観美化のために置いていないということを理解した上でお越しいただきたい」と話している。また、今後は観光客へごみを入れる袋を持参するように呼び掛け、公衆トイレに貼り紙をするなど対策を行っていくという。

出羽三山神社随神門前の公衆トイレ

自動販売機周辺にごみの放置が相次いだ=15日、羽黒町観光協会撮影

関連記事

荘内日報社

龍神様とご縁を結ぶ 善寳寺 「辰歳御縁年記念企画」始まる

 鶴岡市下川の龍澤山善寳寺で12年に1度の「辰歳(たつどし)御縁年記念企画」が始まった。本堂で祈祷を受けた後、奥の院・龍王殿を拝観し「龍神様」とご縁を結ぶ。このほか国の重要文化財に指定されている絵画「...

清見100%のロゼ 今年も 淡いピンクに磨き めむろワイナリー

 芽室町内のワイン醸造所「めむろワイナリー」(町中美生、尾藤光一代表)の、2023年ビンテージ「たのしむ 清見ロゼ」(1本750ミリリットル、4950円)が完成した。5月1日から販売を開始する。 ...

長野日報社

メルヘン街道、冬期通行止め解除 長野県

 長野県茅野市、佐久穂町境の国道299号(メルヘン街道)麦草峠(標高2127メートル)の冬期通行止め区間(138キロ)が18日、規制解除となり、小海町を含めた沿線3市町の関係者ら約150人が集まって...

恵みの雨 きょう穀雨 石垣島 オグロシギ飛来

 きょう4月19日は二十四節気の一つ「穀雨」。清明と立夏の間の節気で、田畑を潤し、穀物の成長を促す春の雨が降るころとされ、古くから種まきの目安とされてきた。  八重山地方は18日、前線の影響で午前...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク