手洗い場に集まった親子連れ

　キャラクターショーや手洗いの啓発などに取り組む「くしろキラキラ星プロジェクト」（同実行委員会主催）が１５日、釧路市幸町緑地などで開かれた。雨の中、約１５００人の家族らが訪れ、アンパンマンのショーなどを楽しんだ。

　市の「釧路の元気」プロジェクト支援交付金採択事業で週末に断続的に開かれる「たの・うま・ベイフェスティバル」の一環。

　ステージでは事前予約制で１公演１５０組限定のアンパンマンショーが４回行われたほか、市民ステージには「マリモでくしろを盛り上げ隊」が登場し、観客と一緒にダンスを踊った。色とりどりの風船で装飾された「ゆめかわ手洗い場」では、ショーを見終わった子供たちが続々と訪れて自発的に手を洗っていた。「くしろフードパーク」と題し、ラーメンやソフトクリームなどのキッチンカー８台も並び、人気を集めた。

　家族で訪れた吉田香織さん（３２）は「ショーを見た娘が楽しそうでよかった。屋内だとどうしても３密が防げないので、どんどん屋外イベントをやってほしい」。西村匡亮実行委員長は「悪天候でコロナ禍にしては上々の入りだった。距離を保ちながらも楽しんでいただけたのでは」と話していた。