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長野日報社

湖に恩返し 諏訪市セーリング協会ヒシ刈り

ボートから手を伸ばしてヒシを刈り取る諏訪市セーリング協会員

NPO法人諏訪市セーリング協会(横山真会長)は14日、諏訪湖への感謝の気持ちとコロナ禍でも諏訪地方に足を運ぶ観光客へのおもてなしの意味を込めて、湖に繁茂する浮葉植物ヒシの刈り取りを行った。加盟する6クラブから10人が参加し、ボート5隻を出して諏訪湖ヨットハーバーから中門川河口付近にかけて目立つヒシを除去した。

ヒシの除去は現在、県諏訪建設事務所が水草刈り取り船を導入して行っているが、県諏訪地域振興局などが例年7月に実施している手刈りは新型コロナウイルスの感染防止や活発な梅雨前線の影響で大雨や土砂災害への警戒が続いたため中止となった。同協会は「諏訪湖を訪れる人々に少しでもいい環境の諏訪湖を見てもらいたい」と計画した。

参加者は1隻に2、3人ずつ乗り、互いに距離を取りながら作業に励んだ。ボートの上から身を乗り出し、手にヒシの茎を巻き付けるようにして根から引き上げた。水を含んだ状態で約800キロを除去した。ヨットハーバーに隣接する庭園「百景園」の隅で乾燥させた後に処理する。

協会は刈り取ったヒシの実で酒を造る構想があり、県内の酒蔵に委託して、今年度は試飲会を実施したい考え。この日に刈り取ったヒシの実はヒシの実酒にするにはまだ成長が十分でなかった。ヒシ刈りは今年度5回ほど行う予定。

横山会長は「諏訪湖への恩返しの意味を込めて実施した。今年度はさまざまな要因があってヒシの手刈りが行えていない。協会としてできることで諏訪湖の環境改善の役に立ちたい」と話していた。

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