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紀伊民報社

コロナ禍の企業説明会 Uターンフェア

企業担当者の説明に耳を傾けるUターンフェアin田辺の参加者(13日、田辺市文里2丁目で)

 紀南合同企業説明会「Uターンフェアin田辺」(実行委員会主催)が13日、和歌山県田辺市文里2丁目のホテルであった。新型コロナウイルスの影響で、出展企業、参加者数はともに昨年を下回った。一方で「若者の地元志向が強まった」との声もあり、手応えを口にする企業も少なくなかった。

 Uターンフェアは盆の帰省時期に合わせ、毎年開催している。昨年に比べ、参加企業は16社少ない39社、参加者は17人減って58人だった。
 参加者は20~30代が中心。「新卒者向けの企業説明会がなくなり、Uターンフェアが数少ない就職活動の機会」「コロナ禍で転職を考えるようになった」などの声があった。
 企業側も今年ならではの変化を感じていた。白浜町の製造業の担当者は「意識の高い参加者が多く、昨年より密度の濃い面談ができた。求めている人材にも出会えた」と手応えを語った。
 田辺市の小売業の担当者は「新卒も転職組も地元志向の強まりを感じた。会社として世代交代を図る時期を迎えており、新たな人材を確保する好機」と前向きに捉えていた。
 田辺市の高校3年生男子(17)は「製造業で目当ての企業があった。面談してみると、思っていた以上に魅力的だと感じた。製造を志望していたが、社内にはいろんな部署があり、営業にも興味を持った。直接話ができたのはとても刺激になった」と話した。
 会場では入り口で来場者全員の検温をしたほか、各企業のブースに透明の間仕切りを設置するなど感染防止対策を取った。中には出展ブースに担当者を配置せず、パソコンを設置してウェブ面談をしたり、企業紹介の資料を配布して後日の会社訪問を呼び掛けたりする事業所もあった。

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