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酒田・飛島 修学旅行先として脚光

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、小中学校の修学旅行が実施の有無も含め再検討を余儀なくされる中、行き先として本県唯一の離島・酒田市飛島が脚光を浴び始めている。当初は東京方面に出向く予定だった山形市の山形第四小学校(日高伸哉校長)は修学旅行を飛島に変更、5日まで1泊2日で渡航した。同日昼の酒田港到着時には丸山至酒田市長、市公認キャラクター「あののん」が、満足した表情で定期旅客船「とびしま」を下船する児童らを出迎えた。同市によると、飛島での修学旅行受け入れは今回が初めてという。

 今回、渡航したのは6年(通称・あおぞら学年)児童34人と日高校長はじめ教職員6人の計40人。当初は12月に東京方面に行く予定だったが、コロナ禍のため、「県内で早期の実施」(日高校長)に変更。夏季休業初日、2日目を活用し、内陸在住者は渡航することが少ない飛島に行くことにした。

 一行は、合同会社「とびしま」が展開している島の案内人「とびしまコンシェルジュ」のガイドで島内を探索した他、夜には夜光虫の観察も。島の自然、島民の暮らしの一端に触れた。

 5日午後0時45分、充実した表情で酒田港に到着した児童たちを出迎えた丸山市長は「酒田・飛島の思い出に」と、山居倉庫のケヤキを使用したキーホルダー、缶バッジを全児童にプレゼント。児童代表の大森釉月さん(11)は2日間を振り返り、「山形市と違う暮らしを知る機会になった。夜の海など飛島ならではの絶景が楽しかった」と。日高校長は「県内でも分かっていないことがたくさんある。地に足を着けた活動をしたいと思った」と話した。

 丸山市長は「東京に行くことだけが修学旅行ではないということを含め、コロナ禍がさまざまなことを気付かせてくれた。故郷の島という思いをより多くの子どもたちから持ってもらいたい」と話し、積極的な受け入れに向けてPRを強化するとともに、宿泊施設の整備を図っていく方針も示した。市定期航路事業所によると、来月1(火)、2(水)の両日は米沢二中の約180人が約90人ずつ分散し、同3日(木)には河北中の約90人がそれぞれ渡り、見聞を広げるという。

飛島から戻り、定期旅客船をバックに記念撮影する山形四小の児童たち

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