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長野日報社

中ア、ようやく夏本番 長梅雨明けて登山者の姿

中央アルプスで夏山を楽しむ登山客ら=中岳付近

 記録的な長い梅雨が明け、中央アルプスにもようやく本格的な夏山シーズンが訪れた。4日には千畳敷から主峰・駒ケ岳(2956メートル)に至る登山道に多くの登山者や観光客の姿が。訪れた人は思い思いに夏の山を楽しんでいた。

 この日は時折雲がかかった天気となったが、「中ア駒ケ岳ロープウェイ」山頂駅を降りた登山客らは目の前に広がる千畳敷カールを見ると「きれい」と声をそろえた。駒ケ岳に至る稜線では、登山客がそれぞれのペースで映える景色を楽しんだ。駒ケ岳直下の頂上山荘近くでは、環境省の「復活プロジェクト」で北ア乗鞍岳から移送されたライチョウが、職員に見守られながら散歩する姿が見られ、登山客らは熱心に写真を撮っていた。

 宝剣岳近くにある宝剣山荘では、新型コロナウイルス感染予防対策で、利用客はマスクを着用して大声を出さずに会話していた。同山荘では朝晩2回、山荘内をアルコール消毒したり、テーブルの間隔を空けたりするなど感染防止に取り組んでいる。宿泊定員も半数以下の40人近くに減らして受け入れ。首都圏や関西圏からの利用客が多いというが、梅雨が長く続いたこともあり、客足は例年の6~7割ほど。このままの状況では今年の売り上げは赤字の見通しだという。

 同山荘の千島浩聡さん(46)は「山小屋は山を守るためにも、登山をする人にとって必要不可欠。感染者を出して閉鎖になることは絶対に避けたい。中アのきれいな景色を多くの人に見てもらうために、最善の努力をしていきたい」と話した。

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