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釧路新聞社

94歳公園造成の夢へ奮闘【釧路】

 

重機を運転し自然公園造りにまい進する佐藤さん(右)と小原さん

「釧路二万本桜の会」などで自ら育てた苗木を地域に広める活動を行ってきた釧路市美原在住の佐藤義美さん(94)は、釧路町東遠野の20㌶の私有地を桜が咲き誇る自然公園にしようと、人生の集大成ともいうべき夢の実現に向かって奮闘している。隣接地で牧場を営む盟友の小原清春さん(69)と共に、自ら重機を運転し散策路となる道路の整備や池を掘り、誰もが自然に親しみ、癒やされる公園造りに情熱を燃やしている。 

 佐藤さんは1925年8月15日、音別町(尺別)生まれ。農業改良普及員など農業畑の道職員を退職し、2002年に釧路一万本桜の会をつくって地元の桜の種を拾い、苗を育てては植樹活動に寄贈。現在は1万本を大きく超えたことから二万本桜の会と改名した。この桜の苗を育てているのも東遠野の私有地で、ウグイスの音も聞こえることから「うぐいす沢」と名付け、美原サクラ守の仲間や小原さんらと「うぐいす沢を守る会」を結成した。

 この土地は50年以上前に購入した農地で、美原の自宅から17㌔の距離。軽トラックで30分以上かけて通う。小さな川があり、春は山菜、秋はヤマブドウやコクワが実り、エゾシカなどもやってくる。佐藤さんが千本近くに増やしたオンコなど樹木も豊富。桜の苗畑、野菜畑もあり魅力あふれる自然公園の素地は出来上がった。

 自然公園造りを決意したのは、仲間である福島県人会の人々との交流があった。毎年イモ掘りや焼き肉で交流し、子供たちがヤマブドウなど自然の恵みを珍しがり、喜ぶ姿を見て「お年寄りや子供が一緒に自然を満喫できる場所にしよう」と心に決めた。20年余り前から中古の重機を購入し、鉄工所の技術支援も受けながら、雨の日以外はほぼ毎日、重機を操って道路を作ったり、排水路になる川を掘ったりと奮闘。豊富な水脈を集めて池も造り、水辺の生き物観察も可能にした。

 「ここではシイタケや野菜作り、山菜採りもできる。桜をはじめ花作りもできるし、珍しいチョウもいる。子供たちに自然体験を楽しんでもらいたい」と夢は膨らむ。小原さんは「佐藤さんの情熱には感服する。私はそのお手伝いができれば本望」。佐藤さんは「100歳まであと5年。それまで夢を持って元気でいたい」ときょうも愛用の軽トラックで作業に出掛ける。

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