「等身大パネル」に笑顔 校長 図書局とコラボ展 帯広三条高校
等身大パネル(右側奥)を囲む合浦校長(パネルの前)と喜多局長(前列左から2人目)ら図書局の生徒
帯広三条高校の図書室で、4月に赴任した合浦(がっぽ)英則校長(56)と図書局とのコラボ展「校長のすゝめ」が開かれている。合浦校長の好きな作家の本を知ることができるコーナーとして、校長の等身大パネルも置かれ、生徒の目を引いている。
道教委の公募で採用された合浦校長は、埼玉大学で日本文学を専攻。帯広三条高では4月の休校を機に、小説の名言にちなんだエッセーを「校長通信」として月1回発行している。
コラボ展は読書家の合浦校長と生徒との距離を縮めるきっかけにしようと、図書局の生徒7人が発案。校長通信で紹介された夏目漱石の「三四郎」、綿矢りささんの「インストール」のほか、同じ作家の本など20冊を置いている。
合浦校長は「(図書室への)階段を上った時に自分がそこに浮き上がっているように見え、恥ずかしいけれどうれしい」と笑顔。図書局の喜多桃香局長(3年)は「等身大パネルで、マスクを外した校長の素顔を初めて見る生徒もいると思う。校長を身近に感じ、興味がなかったジャンルの本を手に取るきっかけになれば」と話す。
図書局の3年生は7月末で引退し、1年生2人だけになるが、本は今後も随時追加される予定だ。
関連記事
「かみしほろ」3年ぶり1位 道の駅満足度総合ランキング
旅行情報誌「北海道じゃらん4月号」(リクルート北海道じゃらん発行)の「2024年道の駅満足度総合ランキング」で、「道の駅かみしほろ」が3年ぶりに1位になった。運営する指定管理者の観光地域商社「k...
先端研を核に教育研究活動 3者が6期目の連携協定締結
学校法人慶應義塾と県、鶴岡市は27日、慶應大先端生命研究所(同市)を核とした研究教育活動プロジェクトを今後も共同で推進するための協定を締結した。期間は2024―28年の5年間。協定は今回で6期目。今期は、研...
Aスクエア、4月1日に利用開始 まちづくりの拠点として期待【山陽小野田】
山陽小野田市がLABV(官民協働開発事業体)プロジェクトの核事業として、中央2丁目の市商工センター跡地で建設を進めていた複合施設「Aスクエア」が完成し、4月1日から利用開始となる。公共施設と...
伝統の「送り節」で見送り 教職員との別れ惜しむ 宇検村田検
ハレ おこれーこーれーおーこーれーよー はーまーしょうがーあでおーこーれー(送ろう 送ろう 浜まで送りましょう)。 鹿児島県宇検村田検集落で27日、春の人事異動で集落(シマ)を離れる教職員...