諏訪湖一夜にして全面結氷 期待ふたたび

諏訪湖の様子を確認する八剱神社の宮坂清宮司=27日午前6時46分
強い寒気が入った影響で27日の諏訪の最低気温は氷点下11・3度を記録し、最高気温も氷点下0・4度にとどまる寒い1日になった。長野地方気象台によると、最低気温が氷点下2桁まで下がったのは今季初めて。真冬日は4日連続。前日まで強風の影響で高い波に見舞われていた諏訪湖も一夜にして全面結氷した。諏訪市豊田の舟渡川河口付近で早朝の観測を続けている諏訪市の八剱神社の宮坂清宮司は「(御神渡りに)期待に胸が膨らむ」と今季2度目の全面結氷に笑顔を見せた。
ここ数日間は強い寒波が到来していたものの、上空に気圧の谷が通過した影響で強い風が吹き、水面は波立ち結氷を妨げていた。
27日朝は穏やかな天候になり、同川河口付近の氷は厚さ約2センチになった。宮坂宮司は「今季最低気温となり、それを証明するかのように全面結氷した。このような様子を見ると、もう一息だという思いになる。明日も冷え、氷が厚くなってくれることを祈っている」と話した。
強い冷え込みで結氷に期待した金子ゆかり諏訪市長も駆け付け、「期待しながらワクワクするのが御神渡りの一つの楽しみだと思う」と湖面を眺めていた。
同気象台は、冷え込みは28日まで続き、29日以降は例年並みか若干低くなるとみている。
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