豊橋鬼祭タンキリあめ袋詰め

タンキリあめの袋詰め作業を手伝う豊城中学校生徒ら=安久美神戸神明社で
豊橋市の奇祭「豊橋鬼祭」(2月10・11日開催)で使うタンキリあめの袋詰め作業が26、27の両日、祭開催地の安久美神戸神明社(同市八町通3)で行われた。今年は初めて地元の市立豊城中学校生徒らも手伝い、伝統文化について理解を深めた。 国重要無形民俗文化財でもある同祭は毎年、豊橋に春を呼び込む祭として大勢の市民や観光客らでにぎわう。見せ場の「赤鬼と天狗のからかい」神事では、タンキリあめと白い粉をまき散らしながら鬼が町内を駆け巡る。 作業は2日間、14カ町の氏子ら延べ230人が実施。土・日曜開催のため例年より多いタンキリあめ560キロを用意し、抽選券付き販売用(200円)と同祭で奉賛会員らがまくあめを合わせ、計2万7000袋を準備した。 27日は豊城中1、2年生の11人も参加。最初はおぼつかなかった作業も、時間を追うごとに代々袋詰めを担ってきた氏子ら顔負けの手際の良さをみせた。タンキリあめ12粒が入った深紅の袋の口を山折りにしてひもで結び、次々と完成させた。 2年生の成瀬結さん(14)は「地域の伝統がこうして受け継がれていることを知り、手伝うことができてうれしい」と話した。
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