摩周メロン初出荷【弟子屈】
豊穣祭で摩周メロンの初出荷を喜び合う生産者
町特産の摩周メロンが27日、今季の出荷を開始した。天候不順の影響が懸念されたものの、例年並の出来栄えで、直売所を併設する町農産物集出荷センターで豊(ほう)穣(じょう)祭を執り行い、関係者が初出荷を喜び合った。
摩周メロンは内陸特有の寒暖差で糖度を高め、芳(ほう)醇(じゅん)な味わいを実現した。贈答用として人気の赤肉、濃厚ながらすっきりした後味の青肉があり、今季は7戸の生産者が約1万8000個を生産。生産量が少なく、販売が直売所や地元郵便局のふるさと小包などに限られ、青果市場には出回らないことから、〝幻のメロン〟の異名を取っている。
この日の豊穣祭では摩周湖農協の川口覚組合長、徳永哲雄町長、弟子屈郵便局の藤原将男局長が初出荷を祝い、メロンに包丁を入れた。新型コロナウイルス感染予防のため、例年行っている試食会でのお披露目は残念ながら中止。
摩周メロン生産組合の藤田重太郎組合長は「今年もいいメロンができた。コロナで大変だが、おいしい摩周メロンを味わって元気になってもらいたい」と話している。出荷は8月下旬まで続く。 価格は1玉800~1700円。同センター直売所、Aコープてしかが店、道の駅・摩周温泉、郵便局のふるさと小包で販売している。
関連記事
シャクナゲ咲く 和歌山・印南の川又観音
和歌山県印南町川又にある川又観音周辺でシャクナゲ(ツツジ科)が見頃を迎えており、参拝者や写真愛好者が山中に映える鮮やかな花を楽しんでいる。 同町の山間部にある厄よけで知られる観音で、シャクナ...
障害者の芸術イベント アール・ブリュット、苫小牧の2人も活躍
苫小牧市文化会館で3月に開かれた芸術イベント「アール・ブリュットin苫小牧2024」(苫小牧の文化と福祉を考える会主催)では、市内在住のアーティスト2人も活躍した。迷路作家の村川信也さん(50)と...
プロジェクションマッピング鮮やかに 鶴岡・致道博物館重文「旧西田川郡役所」..
鶴岡市の致道博物館(酒井忠順館長)にある国指定重要文化財「旧西田川郡役所」のリニューアルオープンを前に19日夜、クラウドファンディング(CF)の協力者を対象にした特別内覧とプロジェクションマッピン...
道の駅おとふけ来場128万人 2年目も好調
音更町内の「道の駅おとふけ」(なつぞら2、愛称・なつぞらのふる里)が、15日に新築移転オープンから丸2年となった。2年目は、年間来場者数が128万2896人(対前年比14.9%減)で、開業初年(...