あらゆる角度から道東の魅力を紹介したガイドブック「．ｄｏｔｏ（ドット道東）」（Ａ４判、１２２ページ、１６５０円）が注目を集めている。

岡書イーストモール店で「．ｄｏｔｏ」を手にする野澤さん。表紙カバーは４種類のデザインから選べる

　同書は、昨年５月に道東を中心に活動するクリエーターら５人が立ち上げた「一般社団法人ドット道東」が、クラウドファンディングで３９８人の支援者から３３４万円を募り制作した。ドット道東のメンバーの他、道内外のさまざまな分野の約５０人も寄稿や写真提供に協力。大自然やライフスタイル、おすすめの店舗やイベント、魅力的な人々などを紹介するバラエティー豊かな内容になっている。

　６月２１日にドット道東のホームページ（ｈｔｔｐｓ：／／ｄｏｔｄｏｔｏ．ｔｈｅｂａｓｅ．ｉｎ／）や、紙面で紹介している店舗などで販売して以来約３０００部を売り上げた。７月からは十勝管内の岡書各店やツタヤ木野店、ザ・本屋さん各店でも販売を始め、重版も決定した。

　ドット道東理事の野澤一盛さん（３１）＝帯広市＝は「ＳＮＳ（インターネット交流サイト）などで非常に大きな反響を頂いている。道外で学ぶ道東出身の学生がＵターンを考えるなど、人の決断を促すような話も出て、人の感情を動かしているという実感がある。今後もドット道東として人のつながりを広げ、イベントや企業との連携などいろいろなことで地域を盛り上げていきたい」と話している。