石垣市内では街路樹のホウオウボクが鮮やかなオレンジ色の花を咲かせている＝21日午後、７３０交差点付近

　きょう22日は二十四節気の一つ「大暑」。この日を境に「立秋」まで、１年のうちで最も暑さが厳しい時期を迎える。

　八重山地方は梅雨明けから、夏至南風（カーチバイ）が吹いて気温が上昇。波照間島や与那国島では２カ月以上、まとまった雨が降っていない。

　各地の最高気温は、与那国島で午後０時34分に今年最高となる34・１度を記録したほか、竹富町波照間で34・３度、石垣市で33・０度、西表島大原で33・２度まで上昇。郡内各地で最も暑い時期の気温を上回った。

　暑さのため人影もまばらな市街地では、街路樹のホウオウボクが競うように咲き誇っていた。

　沖縄気象台の週間天気によると、向こう１週間は、太平洋高気圧に覆われておおむね晴れる。

　最高気温と最低気温はともに平年並みか平年より高くなる見込みで、期間の中ごろまでは平年よりかなり高い日もある。

　気象台では、気温の高い状態が続くため、熱中症など健康管理に注意を呼びかけている。