ディープ輝かしい生涯 ノーザンホースパークがメモリアルコーナー開設

入り口に掲げられた特大パネル
苫小牧市美沢のノーザンホースパークは18日、中央競馬のGⅠ七冠馬ディープインパクト(以下ディープ)の常設展「メモリアルコーナー」をホースギャラリー内に開設した。ディープが残した輝かしい記録や功績を関係者8人が寄せたメッセージ、優勝レイや記念トロフィーの展示などを通して紹介している。
同パークは競走馬の生産・育成牧場、ノーザンファーム(安平町)が母体。ディープは同牧場の生産馬で、毎年同パークで行われるセレクトセールの出身馬。中央競馬で牡馬クラシック三冠を含む史上最多タイのGⅠ7勝を挙げた。引退後は安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬生活を過ごしていたが、昨年7月30日に急死した。
常設展はギャラリー2階に開設。GⅠで勝利した瞬間の写真が並ぶ階段を上がると、入り口に縦2・1メートル、横5メートルの特大パネルがあり、ディープの大きな写真が目に飛び込んでくる。同コーナーのためにディープのオーナーだった金子真人氏、調教師だった池江泰郎氏ら8人がメッセージを寄せた。主戦騎手だった武豊騎手は「すべてのレースで騎乗したことは騎手としての誇り。ディープは僕にとって永遠のヒーロー」などの言葉をディープに贈った。
三冠の優勝レイや記念トロフィーなど記念品15点、幼少期やセレクトセール、各レース、引退後の写真などを展示し、DVDでレースの様子を振り返っている。

3冠クラシックの優勝トロフィーなどが展示されているコーナー
同パークはディープが死んだ後も追悼コーナーを設けたり、優勝レイなどを並べる特別展を開いたりしてきた。マーケティング室の高宮望主任(38)は「ディープはファンの多い馬。いつまでも思い出を残せる場を作りたかった。関係者の協力でコーナーができたので、見てもらえたら新しい発見もあると思う」とアピールしている。
午前9時~午後5時の同パーク営業時間内に自由に見学できる。
関連記事
現地で交流、視野広げる 南部高生「日仏農業高校祭」に参加
和歌山県みなべ町芝、南部高校(辻強志校長)の2、3年生3人が、フランスで7日に開かれた「日仏農業高校祭」に参加し、9日帰国した。3人は現地の高校生との交流を通じ、人との接し方や農業の規模の違い...
6月に苫東映画祭 愛好家の交流や無料上映会
苫小牧市出身の映画監督稲塚秀孝さん(74)が代表を務める苫小牧映画サークルと映画鑑賞団体全国連絡会議(全国映連)は6月28~30日、「苫東映画祭―北海道 映画の大地―」を開催する。主会場の市東開文...
大雨被災の社殿再建へ 酒田 御瀧神社 CFに取り組む広く支援呼び掛け ご神体..
昨年7月下旬の記録的大雨で社殿が全壊した酒田市下黒川の御瀧(みたき)神社。社殿の再建に向けて同神社の阿曽右貢宮司(74)はクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。第一目標金額は500万円。阿曽...
「質重視の需要に応えよう」、山口観光経済シンポジウム【山口】
「行くべき52カ所」特集を検証 米有力紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)の特集「2024年に行くべき52カ所」に山口市が取り上げられた影響を検証する山口観光経済シンポジウムは12日、山口大...