フライングディスク 世界大会誘致へ

2019年6月、白良浜で開かれたビーチアルティメットのアジア・オセアニア選手権
スポーツを通じた地域振興に連携して取り組むことを目的に、「南紀エリアスポーツ合宿誘致推進協議会」を構成する6市町と県西牟婁振興局は8月4日、「日本フライングディスク協会」と協定を結ぶ。昨年にはフライングディスク競技の一種「ビーチアルティメット」のアジア・オセアニア選手権が和歌山県白良浜(白浜町)で初めて開かれており、今後は世界大会の誘致に向けて協力していきたいという。
推進協は田辺、みなべ、上富田、白浜、すさみ、串本の6市町などで構成。西牟婁振興局企画産業課に事務局があり、エリア内のスポーツ施設を生かした合宿誘致に一体となって取り組んでいる。
日本フライングディスク協会は、国内でのフライングディスク競技12種目の統括団体。現在、約5200人が競技者として登録している。
ビーチアルティメットは5人制のチームスポーツ。ディスクを落とさずに味方にパスをしてつなぎ、コート端のエンドゾーンでキャッチすれば得点になる。アジア・オセアニア選手権(世界フライングディスク連盟主催)が昨年6月にあり、日本を含め10の国・地域から約700人が参加した。
世界大会は、国内ではまだ開催されたことがない。過去の世界大会の参加規模は、2千人ほどという。
推進協事務局は「南紀エリアには白良浜や扇ケ浜など会場となるビーチが複数あり、宿泊施設も豊富。広域で連携して合宿誘致に取り組んでいるという下地もある。国内の第一候補地として、協力して世界大会誘致に取り組んでいきたい」と話している。
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