パネルが設置されている道の駅内の店舗

　千歳市は、ふるさと納税を活用し、制作を進めた市のＰＲアニメ「邪神ちゃんドロップキック'千歳編」が６月にテレビ放送されたことを記念し、作品の舞台となった市内の店舗や公共施設などを巡るキャンペーンを行っている。市内の約１０カ所にアニメの原画や出演声優のサインなどが入ったパネルを展示し、その場を撮影した写真をＳＮＳ（インターネット交流サイト）に投稿すると、抽選でオリジナルグッズがプレゼントされる。

　作品は、千歳市出身の声優、鈴木愛奈さん（２４）が主演を務めるテレビアニメ「邪神ちゃんドロップキック」とコラボしている。パネルの設置は、アニメのロケ地となったサケのふるさと千歳水族館、もりもと千歳本店、支笏湖、丸駒温泉旅館など。

　市の公式アカウント「ちとせの観光」のツイッターかインスタグラムをフォローし、設置箇所やその場で販売している食べ物を撮影した写真を「♯邪神ちゃん千歳ツアー」と書いて投稿することで、抽選で７２人に声優のサイン入りポスターやＴシャツなどがプレゼントされる。当選者には、応募期間終了後に市の担当者がＳＮＳを通して連絡する。

　パネルがある道の駅サーモンパーク千歳内のソフトクリーム店「ミルキーベル細澤牧場」では、アニメのキャラクターをイメージしたフロートやケーキなどを販売中。購入者は、小さな子どもから主婦層まで幅広いといい、店員の三上千恵子さんは「アニメをきっかけに店を知り、リピーターになった方もいる」と喜ぶ。

　市観光課の吉見章太郎課長は「楽しみながら、市の魅力を知り、（ネット上で）発信してもらいたい。千歳のファンが増えたら」と期待している。パネルの展示と応募は、９月３０日まで。

　問い合わせは千歳市観光課　電話０１２３（２４）０３７７。