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JAXAが大気球実験 予定高度に届かず 大樹で今年度初

放球位置まで運ばれるJAXAの大気球

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日早朝、町内の町多目的航空公園内の大樹航空宇宙実験場で、気球内の気圧を高く保つスーパープレッシャー(SP)気球を放球した。上昇速度が上がらず、予定していた高度11.3キロには届かなかったが、沖合での回収までの運用を無事に行った。

 SP気球は、通常の気球とは異なり、圧力を常に高く保つ工夫が施されているため、長時間の飛行が可能。JAXAは2010年から開発を進めている。町内で自立飛行によるSP気球の実験を行うのは初めて。今回は一般的な気球の半分ほどの厚さとなる10ミクロンのポリエチレンフィルムに、高強度の繊維で作った網をかぶせて軽量化を図った。

 午前1時ごろからJAXAの大気球実験班が作業を開始。直径18メートル、体積2000立方メートルの大気球を格納庫から搬出し、同3時53分に上空へ放った。気球には70キロの機器と400キロの重り(鉄の粉)を搭載。何らかの原因で高度は約10キロにとどまり、重りを少しずつ落としながら40分後に気球と機器を切り離した。気球は同実験場から約23キロ、機器は約40キロの洋上で同5時40分までに回収した。

 同実験班の吉田哲也実験主任は「上昇スピードが出なかった原因は飛行データから今後検証する。放球から回収までの運用はできたため、1歩か半歩は前進した。最終的に2~3カ月飛行できる気球を目指したい」と話した。

 JAXAは9月上旬ごろまで町内で大気球実験を続け、大気球を使った火星探査用飛行機の開発に向けたグライダー飛行試験や電波望遠鏡の技術実証などを予定している。

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