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神事のみ静かな豊年祭 川平村が来夏世を祈願

ミシミシャグを厳かに執り行う川平群星御嶽の氏子ら=8日午後、同御嶽

 石垣市の豊年祭シーズンの幕開けとなる川平村の豊年祭が8日、赤イロ目宮鳥御嶽(アーラオン)、山川御嶽(ヤマオン)、群星御嶽(ユブィスオン)であった。ことしは新型コロナウイルス感染拡大防止のため「ビッチュル」や旗頭などの奉納は行わず、神事のみを執り行う静かな祭りとなった。

 午前8時ごろ、川平公民館神事部と神司らが3御嶽を朝参り。午後2時から各御嶽で、それぞれの神司や氏子らが集い、ことしの豊作への感謝、来夏世の村の世果報への祈願をささげた。

 このうち群星御嶽(ユブィスオン)では、氏子を代表する男性2人が「ウーミシャグ」、女性2人が「ミシミシャグ」などを厳かに行った。ことしの米の収穫への感謝、来年の豊作への祈願を朗々と唱えて神酒を注ぎ、神司やカンマンガー(神家元)らが受けた。

 騠嶺守公民館長は異例の豊年祭を終え「静かな豊年祭となったと思う。奉納がないのは寂しいが、祈りはしっかり届いただろう」と語った。

 例年、同村の豊年祭では、俵型の石を肩に担ぎ境内を回る奉納「ビッチュル」や旗頭奉納などを一目見ようと、島内外から多くの見物客が集まる。公民館は観光客や島民へ来場を控えるよう呼び掛け、地域住民も招待しなかった。地域の旗頭持ちの騠嶺善彦さん(44)は「旗頭を掲げたかったが、やれば人が集まる。万が一のことがあってはいけないので、中止は仕方がないこと」と語った。

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